ほくろに関する間違った知識
ほくろは身近な存在なだけに間違った常識や迷信があふれています。
間違った常識にとらわれて、ほくろ取りをむやみに怖がる事はありません。
ほくろに関する最低限の情報をまとめましたのでお読み下さい。
ほくろは触るとガンになるのか?
結論から言うとガンになる可能性はほとんどありません。
ほくろは良性の腫瘍で、ガンは悪性の腫瘍です。
良性から悪性に変わる事は医学的にほとんど無いそうです。
もともと悪性の腫瘍をほくろだと思い込み、検査して悪性と分かった事例が
「ほくろがガンになった」と間違った解釈をされたものと思われます。
ほくろとガンの見分け方
ほくろのガンと呼ばれる悪性の腫瘍はメラノーマと言います。
メラノーマは皮膚ガンの一種で、別名 悪性黒色腫(あくせいこくしょくしゅ)と呼ばれます。
ほくろなのかメラノーマなのか見分けられれば安心ですね。
以下のチェック項目に当てはまる場合はメラノーマの可能性が高いです。
- 円形ではなく形が不規則(左右が非対称である)
- 色素斑の境界の一部が不鮮明であったり 辺縁が不規則である
- 色調に 淡褐色~濃褐色、黒色までの濃淡がある
- 半年から1年で 急に大きくなったり 色が濃くなってきた
- 直径が鉛筆の太さ(7ミリ)を超えている
上記はあくまで目安ですので不安な方は専門医の診断を受けて下さい。
メラノーマの画像はこちらで検索して見て下さい
(この検索結果にはグロテスクな表現が一部含まれている可能性があります)
メラノーマを病院で調べる
病院によってはダーモスコピー検査を行います。
ダーモスコープという拡大鏡で、皮膚の状態を詳しく診る検査です。
肉眼では見えなかった皮膚の内部構造を
強い光線を照射しながら皮膚拡大鏡で10〜30倍に拡大して観察します。
状況によっては病理組織検査も併用される様です。
痛くない検査ですので少しでも不安がある方は専門医にご相談下さい 。
(モールライト・モールクリアは旧商品名です)