老若男女問わず! 悩みのタネである【いぼの特徴】は?

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いぼは、昔から人々の悩みのタネだったようです。そのためか、さまざまな民間療法があります。
例えば…

・ひまし油と重曹をまぜて塗る
・杏仁(きょうにん)オイルを塗る
・いちじくの実や葉を絞った汁を塗る
・はと麦茶を飲む
・みかんの皮を干して湯船に入れる

などがあります。これらをすることで、いぼが小さくなる、いぼが黒くなってかさぶたになる、
と言われています。
けれどあくまでも民間療法なので、過信はよくありません。
行う際は、ご自身で責任が取れる範囲にしましょう。

そして、悪化した場合はすぐに医者にかかりましょう!
そこで今回は、人々を悩ませてきた代表的ないぼを、年齢や部位別にご紹介していきたいと思います。

もっともポピュラーないぼは?

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尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)という、難しそうな名前がついているいぼが、
最も一般的ないぼです。
どんな年齢の人にも出来やすいですが、幼児にもっとも多いと言われており、高齢者になると
あまり見られなくなります。

このイボはヒト乳頭腫ウイルスの感染によって起こります。
感染してから発生するまでが数か月から一年以上となり、発生するまでの期間は一定していません。

手足の関節など、擦ったり、怪我をしたりする部分に発生しやすいものになります。
なぜなら、傷のある皮膚に感染するからです。
小さい子が駆け回る姿を想像すると、幼児に多いのも頷けますね。

発生してすぐは小さな1mm程度の皮膚の盛り上がりのように感じられますが、次第に大きくなって、
表面がざらつくようになります。
一般的に自覚症状はありませんが、発生した場所によって圧痛を伴うこともあります。

尋常性疣贅であれば悪性化することもなく、自然に治ることもあります。
しかし、放置すると数が増えることもあるので、お子さんのためにも早めに治療を受けておくと安心です。

若い女性に出来やすいいぼとは?

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20歳前後の女性に出来やすいと言われているいぼが、青年性扁平疣贅(せいねんせいへんぺいゆうぜい)と呼ばれるものになります。
これは主に顔に出来ると言われています。
顔の中でも、額、こめかみ、頬に出来やすいと言われています。

自覚症状がないために、気がつくと発生していることが多いです。
炎症を起こすと、赤くなってかゆくなることがあります。

若い女性で肌に発生しやすいものというと、ニキビのイメージがあるかもしれません。
ニキビの治療薬を使ってもニキビが改善されない場合は、青年性扁平疣贅かもしれません。

いぼの大きさは米粒より少し小さく直径2~3mmほど、肌色もしくは茶色で平らに隆起しているものに
なります。
青年性扁平疣贅であれば、約2週間もすれば消えることもありますので、まずは経過を見てみましょう。

しかし、増えてしまう場合もあるので、その時は医師の診察を受けるようにしましょう!
「男性だし」と一安心した方、他人事ではありません。

男性だから全くかかる心配がないか、というとそうでもありません。
男性でも、青年性扁平疣贅が出来ることがあります。
男性の場合、ひげの部分に出来ることが多いので、チェックしてみましょう。

年齢を重ねた証拠? 加齢とともに発生するいぼとは?

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年齢を経るにつれてできるいぼが、その名も老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)と呼ばれるものに
なります。

このいぼは他にも、脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)や、年寄りいぼという名前で呼ばれることがあります。
手のひらと足の裏以外の全身に出来るのが特徴です。

最初は2mm前後と小さいものですが、次第に大きくなっていきます。
濃い肌色から黒色まであり、隆起していたり平らであったりと、色と形状はさまざまな種類があります。

早いと30歳台で出てくる人もいますが、だいたい50歳台前後で男女の関係なく発生すると言われています。
この老人性疣贅であれば、良性のものになるので特に治療が必要なものではありません。

しかし、どのいぼにも共通して言えることは、ご自身で判断を下すことを避けるようにしましょう、
ということです。
いぼの形状だけでは見極めがつなかいことがあるからです。

気になった際は医師の診察を受けるようにしましょう!

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