「知ってた? 生理前は紫外線の影響を受けやすい!」

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夏場の強い日差し、皆さん紫外線対策はばっちりでしょうか。

紫外線がシミの原因になることはご存知だと思いますが、女性にはそれ以外にもシミが出来やすい要注意期間があります。

その期間は「生理前」。 実は生理前は紫外線の影響を受けやすく、シミが増えたり濃くなったりしやすいのです。

生理前は紫外線の影響を受けやすい

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通常女性の生理周期は約25~38日。
この周期を作り出しているのは、エストロゲン(卵巣ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という卵巣で作られる2つの女性ホルモンです。

エストロゲンは、女性らしさを司るホルモンであり、プロゲステロンは妊娠のため必要なホルモンだとされています。

生理の1週間前はプロゲステロンの分泌が活発になり、身体がプロゲステロンに強く影響を受けている
期間です。

そしてこのプロゲステロンは紫外線の感受性を高めてしまうのです。

プロゲステロンが与える3つの影響

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■肌のバリア機能が低下

プロゲステロンには皮脂の分泌を促進する働きや、 肌のバリア機能を低下させてしまう働きがあります。

このせいで、普段と同じメイクをしても肌荒れをおこしやすくなったりニキビができ
やすくなったりします。

肌荒れを起こしている時は、肌のコンディションが良い時よりも紫外線や外部刺激の影響を受けやすく
なります。

■メラニン色素を生成しやすくなる

プロゲステロンにはメラノサイトを刺激する働きがあり、メラニンを増加させてシミの原因を作ってしまう他、元々あるシミの色が濃くなってしまう原因にもなります。

更に、不安定な状態になっている肌を守るためにメラニン色素の生成が増え、どんどん紫外線の感受性を高めてしまうのです。

■イライラによる精神的影響

プロゲステロンは生理前のイライラやストレスなどPMSの原因でもあります。

この期間はストレスを溜め込みやすい身体になっていますが、この精神的ストレスとシミも深い関係にあるのです。

ストレスが溜まると、防御反応としてメラニンは増加する傾向があり、更にストレスで発生する活性酸素もシミの原因になってしまいます。

生理前に摂りたい、シミ対策が出来る栄養素

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生理前の紫外線対策を入念にするのは勿論、メラニンの生成を抑えてくれる栄養素のつまった食べ物を選んで内側からもシミ対策を心がけましょう。

■ビタミンC

美肌を作る代表的な栄養素といえばビタミンCです。
ビタミンCはメラニンの沈着を抑えてくれる上、既に出来てしまったシミを薄くする効果もあります。

そこでオススメなのがイチゴです。
イチゴにはビタミンCが豊富に含まれている上に、メラニンの生成を抑えるエラグ酸も入っていてシミの対策にはピッタリです。

■ポリフェノール

ポリフェノールには強い抗酸化作用があり、シミの増加を防いでくれます。

ポリフェノールにも様々な種類がありますが、トマトの「リコピン」リンゴの「リンゴポリフェノール」は特にメラニンの生成を抑制する効果が高いのでシミ対策にはオススメです。

■ビタミンA

ビタミンAにはメラニンを肌から排出する作用があり、シミ対策に有効。
更に、ビタミンAをとると新陳代謝が良くなるとされています。

そして、ビタミンCは身体に留めることが出来ずこまめに摂取する必要がありますが、その点ビタミンAはある程度身体にためておくことが出来る性質もあります。

ビタミンAは緑黄色野菜に多く含まれており、にんじんやモロヘイヤなどは特に含有量が高く
なっています。

食べ物以外にも、生理前は体調的にも精神的にも不安定になっているので、なるべくリラックスしてストレスをためないよう心がけたり、睡眠時間を少し長めにとったりと、生活面でも気を使った生活を心がけましょう。

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