ほくろはどんな人にも存在するもの。
ですが、人によっては位置や大きさが気になって、コンプレックスになることも。
今ではさまざまな方法でほくろの除去が可能となっていますが、ほくろには取っていいものと簡単に除去してはいけないものがあるのをご存知ですか?
ほくろだと思っていたら悪性の腫瘍だったという恐ろしいケースも。
万が一悪性腫瘍だった場合は転移の可能性もあるため、除去したほくろの病理組織検査が必要となり、簡単に除去することはお勧めできません。
重要なのは除去する前に疑うこと。
手遅れにならないためにも、簡単に除去してはいけないほくろの特徴についてご紹介します。
ほくろの除去を考えている方は、自分のほくろがどちらなのか、判断の参考にしてみてください。
1.左右非対称のもの
通常、ほくろは左右対称できれいな円形であることが多いです。
一方、悪性腫瘍の場合は左右が非対称でいびつな形が多いです。
さまざまな方向に細胞が侵され、輪郭がぼやけていることも特徴の一つ。
自分のほくろが左右非対称で輪郭がぼやけていないかよく観察し、疑いがある場合は除去をする前に病院に相談しましょう。
2.色が真っ黒か赤っぽい
普通のほくろはこげ茶色なのに対し、悪性が疑われるほくろは色が真っ黒か、赤っぽかったりします。
色味にムラがある場合も悪性の可能性があります。
普通のほくろだと思っていたものが、気づいたら突然真っ黒になったり、赤っぽい色になることもあるため、このような変化が起きた時はすぐに病院に行ってください。
3.6ミリ以上の大きさがある
通常のほくろでも、大抵はできたばかりの頃から少しずつ大きくなります。
1年に1ミリ程度の成長であればそれほど心配はいりませんが、突然急激に大きくなったほくろは
注意が必要です。
6ミリ以上の大きさになっていたら、すぐに医師に相談しましょう。
また、ぷっくりと表面が盛り上がっている場合も悪性腫瘍の疑いがあります。
横の大きさと盛り上がりがないかよく確かめて、少しでも可能性がある場合は、できるだけ早く病院へ行くようにしましょう。
判別出来ない場合
ほくろではない場合、出来てすぐは見分けがつきにくいです。
そのため除去を考える際には、一度自分のほくろの位置を写真で撮るか覚えておくなどして
おきましょう。
メラノーマという悪性黒色腫は、時間を置くことで上の3つの特徴が現れてきます。
これはほくろじゃない、と思ったならすみやかに病院へと行きましょう。
健康のためにも、ある程度はほくろの位置や場所を気にするようにしておくと良いかもしれません。
ちなみにメラノーマは直射日光に当たる場所以外にも、足裏にも出来やすいようです。