あばたも「ほくろ」?欠点を美点に変える!良い話

小S 徐熙娣 Facebookより

小S 徐熙娣 Facebookより

「ほくろ がこんなところにあるなんて・・・」、「もっときれいに生まれたらいいのに・・・」など、自分の欠点に悩んでいる方は多いと思います。ほくろ除去など、欠点を除去するというのも悪くないのですが、今回は発想を転換することで自分の欠点を美点や個性に変えていくという話をご紹介したいと思います。

あばたも「ほくろ」?にきび を ほくろ で隠す?

台湾をはじめとする中華圏で活躍している女性芸能人で徐熙娣(シュー・シーディー)、通称「小S」と呼ばれている人がいます。元々アイドルだった彼女はその後バラエティー番組の司会として持ち前の明るいキャラクターを発揮し、大人気のタレントとなりました。

また3人の子供をもつママタレントとして、またファッションリーダーとして、また個性的なタレントとして、良くも悪くも、名前が挙がることが多い芸能人でもあります。

そんなファッションリーダーの小Sがイタリアのミラノにファッションショーを見に行った時、マスカラも塗らず、付けまつげも付けていませんでした。

それだけでも個性的なのですが、更に面白いことに、毎日違うところにホクロがありました。明らかに ほくろ メイクなのですが、どうして毎日違う場所に ほくろ をわざわざ作っていたのでしょう?

小Sの答えはこうでした。「実はあれはニキビなのよ、塗って隠すと、厚化粧っぽくなるから、敢えてニキビにちょっとメイクをしてホクロにしたのよ、その方がおしゃれでしょ?」と答えました。

こうやって欠点をもおしゃれに変えていく面白い発想は、さすがファッションリーダー、かつ個性派タレントの小Sならではです。この小Sの「いい話」はネットのあちこちで流れることになりました。

マリリン・モンローの欠点から生まれた「モンロー・ウォーク」

世界中でセクシーシンボルとなったアメリカのセクシーな女優、マリリン・モンロー。彼女の魅力の一つといえば「モンロー・ウォーク」でしょう。

この「モンローウォーク」は、地面に一本のラインを引いてその上を歩くようなイメージで、ヒップを左右に大きく振って歩くのが特徴なので、現在でも、ファッションモデルの歩き方の参考になっています。

この「モンロー・ウォーク」はマリリン・モンローに欠点がなくては生まれなかった・・・というと驚かれる方も多いでしょう。実はマリリン・モンローは自分の大きなおしりが大嫌いで、コンプレックスだったそうです。

でも彼女は、意図的に右足のヒールの高さを左のヒールよりも6mmほど低くし、体のバランスをわざと崩すことによって、左右にお尻を揺らしてセクシーに見せる「モンロー・ウォーク」を作り出しました。

また止まっているときも、敢えて体のバランスをわざと崩し、ヒップや腰を使ってバランスをとらざるをえない体勢を作り上げていたのです。これがまたお尻をセクシーに見せていたのです。

この歩き方や姿勢はお尻が大きい方がよりセクシーに見えるので、当時の女性たちは、みんなマリリン・モンローの大きなおしりに憧れたようです。それはマリリン・モンローが悩んでいた「大きなお尻」がセクシーなチャームポイントに変わった歴史的瞬間だったと言ってもいいかもしれません。

中国四大美女にも欠点が

中国の歴史上において特に美人とされる中国四大美女。絶世の美女であったと言われる彼女達にもそれぞれ大きな欠点があったと言われます。

まずは西施。古代中国の呉で、国王に献上された美女です。西施は国王をとりこにし、政治をほったらかしにさせ、国を弱体化させるという計略は見事に当たり、国が亡びる原因となったと言われています。

この西施は大根足が欠点であったといわれています。彼女はこの欠点を隠すために長い裾がついた服をつくり足を見せないようにしたとも言われています。

次は王昭君。古代中国の前漢の時代、北方の異民族を懐柔するため、送られた美女ですなのですが、俗説では、撫で肩が欠点だったと言われています。

おそらく日本で一番知名度が高い中国唐代の美女、楊貴妃。玄宗皇帝が寵愛しすぎたために安史の乱を引き起こしたと伝えられ、「傾国の美女」としても有名ですが、俗説では腋臭が欠点であったといいます。

ただし現代社会から考えると欠点なのであって、当時は腋臭を「臭くて、不潔な匂い」ではなく「魅力的と感じられるフェロモン」と捉えていたと考えられています。実際、楊貴妃は自分の為に作らせた風呂もあったほど、清潔好きで、「龍脳」という香料を付けていたため、遠くまでその香りがしたとも伝えられています。

最後は小説『三国志演義』に登場する貂蝉。実在の人物ではないとされていますが、古代中国四大美人の一人に数えられます。俗説では、耳の小さいことが欠点であったといいます。

そのせいか、中華圏で流れている三国志のテレビドラマを見ると、貂蝉は丸くて大きいイアリングをかけて、小さい耳とのバランスを取っていることが多いような気がします。

自分の考え方を変えるのも悪くない

繰り返しになりますが、ほくろ を取るなど、欠点があれば除去するという考え方が悪いわけではありません。でも欠点そのものではなく、自分の考え方、発想を転換することで、自分の欠点への見方も変えていくというのも一つの方法ではないかと思います。ご参考になれば幸いです!

参考文献
  • 小S泫雅都LOVE“痣妝” .一顆痣在臉上比畫一個全妝還美!
    (http://www.gegugu.com/2016/05/10/4746.html、中国語、2016年12月23日閲覧)
  • 解密!小S徐熙娣橫行米蘭時裝周的「點痣妝」來由
    (http://www.vogue.com.tw/beauty/makeup/content-25362.html、中国語、2016年12月23日閲覧)
  • 話題女王 小S
    (https://www.ys-consulting.com.tw/column/54986.html、2016年12月23日閲覧)
  • 欠点は美点になる!発想の転換
    (https://tantefortunate.com/%E6%AC%A0%E7%82%B9%E3%81%AF%E7%BE%8E%E7%82%B9%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%EF%BC%81%E7%99%BA%E6%83%B3%E3%81%AE%E8%BB%A2%E6%8F%9B、2016年12月23日閲覧)
  • 自分を好きになる
    (https://www.loungemembers.com/yokohama/blog/omiai150810.php、2016年12月23日閲覧)
  • 中国四大美人
    (https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%9B%9B%E5%A4%A7%E7%BE%8E%E4%BA%BA、2016年12月30日閲覧)
  • (https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E6%96%BD、2016年12月30日閲覧)
  • 王昭君
    (https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8E%8B%E6%98%AD%E5%90%9B、2016年12月30日閲覧)
  • 貂蝉
    (https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B2%82%E8%9D%89、2016年12月30日閲覧)
  • 楊貴妃
    (https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A5%8A%E8%B2%B4%E5%A6%83、2016年12月30日閲覧)
  • 『王昭君』現代語訳・書き下し文と解説
    (http://manapedia.jp/text/3781、2016年12月30日閲覧)
  • 腋臭症
    (https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%85%8B%E8%87%AD%E7%97%87、2016年12月30日閲覧)
  • 容貌跟才氣哪個對女人更重要
    (https://books.google.com.tw/books?id=iztwAwAAQBAJ&pg=PT153&lpg=PT153&dq=%E8%A5%BF%E6%96%BD+%E8%85%B3%E5%A4%A7&source=bl&ots=9jlgg7IwUa&sig=JMUtLYfJJtZwdeiiv3yYMNlWhIo&hl=zh-TW&sa=X&ved=0ahUKEwjC6OHzypvRAhUQtJQKHQhNC68Q6AEIRTAK#v=onepage&q&f=false、中国語、2016年12月30日閲覧)

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