一見するとほくろのように見えるガン、悪性黒色腫(メラノーマ)というものがあります。
悪性黒色腫(メラノーマ)
悪性黒色腫は、皮膚の色に関係するメラニンを作る色素細胞(メラノサイト)がガン化した腫瘍です。初期の腫瘍が小さい段階では一見ほくろのように見えるので発見が遅れがちで、受診した時にはすでに転移している場合もあるようです。
足の裏のほくろには要注意
ほくろは紫外線の当たりやすい顔、肩などにできやすいのに対し、悪性黒色腫は皮膚への刺激が原因になると言われており、足の裏にできることが多いです。よって足の裏にあるほくろは要注意です。
ほくろと悪性黒色腫の見分け方
ほくろと悪性黒色腫で異なる点は、まず大きさ。2~3か月で直径7mm以上に巨大化している場合は悪性黒色腫である可能性が高いので皮膚科で検査した方がようでしょう、また、色に濃淡がある場合、形がいびつな場合も悪性黒色腫の可能性があります。大人になってできた疑わしいほくろがある場合は早めに皮膚科を受診しましょう。
普段「これはほくろではなくて癌なのかも・・・・」なんて考える事はあまりありませんが、悪性黒色腫は初期が誰にでもあるほくろに非常ににており、痛みや違和感を感じにくいため発見が遅れがちな病気です。時々自分のほくろを観察してみるのもいいかもしれませんね。