「ほくろ」はなぜ「ほくろ」というのでしょうか?調べていると衝撃の事実が明らかになりました。
ほくろは母親の糞!?
ほくろははるか昔の日本では、「母糞(ははくそ)」と呼ばれていました。読んで字のごとく、「母胎内でついた母親の糞」という意味です。この言葉が鎌倉時代に入り、色名の黒と混合をきたして「ははくろ」となり、更にハワクロ→ハウクロ→ホークロと変化し、室町時代には現在の呼び名のホクロになったようです。それにしても、母親の糞って・・・。
ほくろは美の敵
現在でこそ、愛嬌や色気を感じさせるという理由で顔に自らほくろを描きたす「つけほくろ」が存在しますが、以前の日本では、「点の打ちどころないほど美しい」と言われていたため、ほくろがある場合に医者を呼んで取ってもらうこともあったようです。
西洋でほくろは美の要素
しかしながら西洋におけるほくろの評価は全く異なっています。西洋で顔のほくろは「Beauty Spot(ビューティースポット)」と呼ばれ、美の要素としてみなされるんですね。母親の糞とビューティースポット・・・同じものでもこうも呼び方が違ってくるものなんですね。
所変われば見方も変わる?
困ったことに子供は残酷なもので、時にとんでもないあだ名をつけることがあります。鼻の下に大きめのほくろがあれば「鼻糞」、顔にたくさんのほくろがあれば「レーズンパン」などなど。しかし、西洋では美の要素とされているのですから所変われば「黒真珠」「キャビア」などに変わるものなのでしょうか。
参考文献
- 語源由来辞典(http://blogs.yahoo.co.jp/kbqbh446/33009435.html)
- 「ほくろ」は美しい?(http://news.mynavi.jp/series/eigonokoneta/034/)