この時期、紫外線対策が欠かせません。
女性の中にはシミやシワを予防するなど美容のために紫外線対策をしている方が多いかと思われます。
しかし、思い込みで紫外線対策をしていませんか?
「日焼け止めのSPF値やPA値は、高ければいい」
「サングラスの色は黒がいい」
このような知識は、間違った紫外線対策へと繋がります!
そこで今回は、正しい紫外線対策をご紹介しましょう!
日焼け止めクリームのSPFやPA数値に惑わされていませんか?
紫外線対策というと、真っ先に思いつくのが日焼け止めクリームではないでしょうか?
日焼け止めクリームを選ぶとき、みなさんはSPF値やPA値を確認すると思います。
しかし、SPF値は高ければ高いほど、効果が格段にあがるというものではない、
ということをご存知でしょうか?
そこで、まずはSPFとPA値についてご説明しましょう。
SPF値…日焼け、皮膚がんを引き起こす紫外線(UVB)からどれほど肌を守るか
PA値…肌のシミなどを引き起こす紫外線(UVA)からどれほど肌を守るか
このようにSPF値とPA値では、別々の紫外線から肌を守る目安を表しています。
このように書かれると、値は大きければ大きいほど良いと思うでしょう。
しかし、米メディア「ニューヨークタイムズ」の記事では、このような点を指摘しています。
『SPF値100のUVB遮断率は99%である一方、』
一見すると、「99%なら十分でしょ?」と思われるかもしれませんが、次を読むと納得していただけるかと思います。
『SPF値50は98%。両者にあまり違いは見られない。ちなみにSPF値30でも、96.7%のUVBを遮断する』
私たちはSPF値の数値が上がれば上がるほど、UVB遮断率の上昇を考えてしまいがちですが、実はSPF値が50変わってもUVB遮断率が1%しか変わらないという現状があります。
さらに、SPF値が高いほど肌への密着度が高くなるため、肌の負担は大きくなります。
また、PA値の数値は4つに分類出来ます。それは、色素沈着を起こしてしまう時間を2~4倍に伸ばす効果が、PA+(効果ある)からPA++++(極めて高い効果がある)と分けられます。
このように日焼け止めには、SPF値やPA値などの数値がありますが、必ずしも数値が高ければ良いというものではありません。
なぜなら、私たちが普段使う量は、少なすぎるからです。
両腕に塗るならティースプーン1~2杯程度、全身に塗るならショットグラス一杯(少なくとも30ml以上)程度が必要と言われています。
日焼け止めクリームは十分な量を塗ってこそ効果が期待できます。
そのため、数値にこだわりすぎるよりは二時間ごとに塗り直す、同じ量を重ね付けする、量をケチらずにたっぷりと使う、などの使用方法に気を配るようにしましょう。
サングラスの色は重要です!
街中でサングラスをかけている方を見かけますよね。
サングラスをかけることは紫外線対策として重要と言えます。
紫外線は肌にシミやシワを作り出すだけではありません。
長期にわたり目に紫外線を浴び続けると白内障の原因になります。
そのためにも、目の紫外線対策としてサングラスをかけることをオススメします。
しかし、「サングラス=黒」と思い浮かんだ方は要注意!
サングラスの色を選ぶ際は、出来るだけ薄い色を選ぶようにしましょう。
黒などの濃い色ですと瞳の虹彩と呼ばれる部分が大きく開くことで、紫外線を多く目に入れてしまうことになります。
そしてサングラスのレンズは大きめなものを選びましょう。
レンズが小さいと上下左右あらゆる方向から紫外線が入ってきてしまいます。
それでは、せっかくサングラスをかけても効果が低くなってしまいます。
サングラスが苦手というかたはUVカットのレンズを使用しているメガネやコンタクトレンズを選ぶようにしましょう。
服の選び方を変えて紫外線対策に!
暑い夏は薄着で過ごしたくなりますよね。
しかし、紫外線対策としてはオススメ出来ません。
オススメはポリエステル素材の長袖です。
しかし、ポリエステル素材は通気性が悪いので、夏に着るのはあまり現実的ではありません。
そこでポリエステルと綿の混紡素材を選ぶようにしましょう!
綿素材だけのものよりはポリエステルと綿の混紡素材の方が紫外線を通しにくいです。
紫外線対策では、服は黒色のものを選ぶと、白色のものよりも紫外線を通しにくくなります。
サングラスの色と、混同しないように気をつけて下さいね!
いかがでしたでしょうか。ぜひ、紫外線対策の参考にして下さいね!